【古事記】下つ巻 【古事記】第二十三代、顕宗天皇(けんぞうてんのう) 伊耶本若気王(いざほわけのみこ:第十七代、履中天皇(りちゅうてんおう))の御子、市辺之忍歯王(いちのべのおしはのみこ)の御子の袁祁之石巣別命(をけのいはすわけみこと)は、近飛鳥宮(ちかつあすかのみや:所在未詳)にて天下を治め、第二十三代、顕... 【古事記】下つ巻
【古事記】下つ巻 【古事記】袁祁王(をけのみこ)と志毘臣(しびのおみ)の歌垣 意祁王(おけのみこ)と袁祁王(をけのみこ)が宮に迎えられ、袁祁王(をけのみこ)がまだ天下をお治め第二十三代、顕宗天皇(けんぞうてんのう)になる前の事、平群臣(へぐりのおみ)の祖である志毘臣(しびのおみ)が歌垣(うたがき:男女が互いに求愛の歌... 【古事記】下つ巻
【古事記】下つ巻 【古事記】二皇子の出現「意祁王(おけのみこ)と袁祁王(をけのみこ)」 山部連(やまべのむらじ)の小盾(をだて)が、針間国(はりまくに:播磨国、兵庫)の長官に任命された時、小盾(をだて)はその国の人民の志自牟(しじむ)の新築祝いの宴会に訪れました。そこで盛んに酒宴をし、酒も酒酣(たけなわ:酒で出来上がった頃)な... 【古事記】下つ巻
【古事記】下つ巻 【古事記】第二十二代、清寧天皇(せいねいてんおう) 雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)の御子の白髪大倭根子(しらかのおおやまとねこのみこと)は、伊波礼(いわれ:奈良県内)の甕栗宮(みかくりのみや:所在未詳)にて、天下をお治め、第二十二代、清寧天皇(せいねいてんおう)となりました。この天皇(すめら... 【古事記】下つ巻
【古事記】下つ巻 【古事記】袁杼比売との「宇岐歌、志都歌」 また、雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)はこの豊楽(とよのあかり:酒宴)の日に、春日の袁杼比売(おどひめ)が、大御酒(おおみけ)を献(たてまつ)った時にも歌を詠みました。「水濯(みなそそ)く 臣(おみ)の嬢子(おとめ) 秀罇執(ほだり)取らすも... 【古事記】下つ巻
【古事記】下つ巻 【古事記】三重の采女(うねめ) また、雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)が長谷の枝の繁った欅(けやき)の下で、豊楽(とよのあかり:酒宴)を開いた時、伊勢国の三重(三重県北部辺り)の采女(うねめ) が大御盞(おおみさかずき:天皇が呑まれる酒盃)捧げ献(たてまつ)りました。すると... 【古事記】下つ巻
【古事記】下つ巻 【古事記】袁杼比売(をどひめ)への求婚 またある時、天皇が丸邇(わに)の佐都紀臣(さつきのおみ)の娘の袁杼比売(をどひめ)と結婚するため、春日(奈良県春日町)にやって来た時、その媛女(おとめ:袁杼比売(をどひめ))と道で出逢いました。しかし、その媛女(おとめ:袁杼比売(をどひめ)... 【古事記】下つ巻
【古事記】下つ巻 【古事記】葛城の一言主大神(ひとことぬしのおおかみ) またある時、雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)が葛城山(かずらやま:奈良と大阪の境にある山)の上に登りました。するとそこに、大猪(おおいのしし)が出てきて、天皇が鳴鏑(なりかぶら:音の鳴る矢)でその猪を射た時、その猪が怒って唸りながら向かってき... 【古事記】下つ巻