【古事記】下つ巻

【古事記】下つ巻

【古事記】袁杼比売との「宇岐歌、志都歌」

また、雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)はこの豊楽(とよのあかり:酒宴)の日に、春日の袁杼比売(おどひめ)が、大御酒(おおみけ)を献(たてまつ)った時にも歌を詠みました。「水濯(みなそそ)く 臣(おみ)の嬢子(おとめ) 秀罇執(ほだり)取らすも...
【古事記】下つ巻

【古事記】三重の采女(うねめ)

また、雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)が長谷の枝の繁った欅(けやき)の下で、豊楽(とよのあかり:酒宴)を開いた時、伊勢国の三重(三重県北部辺り)の采女(うねめ) が大御盞(おおみさかずき:天皇が呑まれる酒盃)捧げ献(たてまつ)りました。すると...
【古事記】下つ巻

【古事記】袁杼比売(をどひめ)への求婚

またある時、天皇が丸邇(わに)の佐都紀臣(さつきのおみ)の娘の袁杼比売(をどひめ)と結婚するため、春日(奈良県春日町)にやって来た時、その媛女(おとめ:袁杼比売(をどひめ))と道で出逢いました。しかし、その媛女(おとめ:袁杼比売(をどひめ)...
【古事記】下つ巻

【古事記】葛城の一言主大神(ひとことぬしのおおかみ)

またある時、雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)が葛城山(かずらやま:奈良と大阪の境にある山)の上に登りました。するとそこに、大猪(おおいのしし)が出てきて、天皇が鳴鏑(なりかぶら:音の鳴る矢)でその猪を射た時、その猪が怒って唸りながら向かってき...
【古事記】下つ巻

【古事記】阿岐豆野(あきずの)「童女の舞」

雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)が吉野宮(よしのみや:奈良県吉野町にあったとされる宮)におやってきた時、吉野川の岸辺に童女(おとめ)がいました。その容姿がとても美しかったので、天皇はこの童女と結婚し宮に帰りました。その後再び吉野にやってきた時...
【古事記】下つ巻

【古事記】引田部の赤猪子の長い年月

またある時、雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)が遊びに出掛け、美和河(みわがわ:三輪山の初瀬川下流付近)に着いた時、川辺で衣を洗う童女(おとめ)がいました。その容姿がとても美しかったので、天皇は童女に、「お前は誰の子だ?」と尋ねると、その童女は...
【古事記】下つ巻

【古事記】若日下部王(わかくさかべのみこ)と結婚

初め、大后の若日下部王(わかくさかべのみこ)が日下(くさか:大阪府日下町辺り)に住んでいた頃、雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)は、大和から日下の直越の道(ただごえのみち)を通って河内にやってきました。*若日下部王の所へ行くため、近道をしていっ...
【古事記】下つ巻

【古事記】第二十一代 雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)「后妃と御子」

大長谷若建命(おおはつせのわかたけるのみこと:大長谷王(おおはつせのみこ))は、長谷(はつせ)の朝倉宮(あさくらのみや:奈良県桜井市脇本か)で天下を治め、第二十一代 雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)となりました。天皇は、大日下王(おおくさかの...