古事記

【古事記】上つ巻

【古事記】天照大御神と須佐之男命~大気都比売神の死と「五穀の起源」

こうして高天原を追放された須佐之男命(すさのおのみこと)は、大気都比売神(おおげつひめのかみ:「神生み」で伊耶那岐神(いざなぎのかみ)と伊耶那美神(いざなみのかみ)から生まれた神)に食べ物を乞いました。すると大気都比売神(おおげつひめのかみ...
【古事記】上つ巻

【古事記】天照大御神と須佐之男命~天岩戸「八百万の神の策」

八百万(やおよろず:たくさんあること)の神達は、困りに困ってしまい高天原(たかまがはら)の天の安(てんのやす)の河原に集まり「どうするか」皆で考えを巡らせておりました。しかし、なかなか良い考えが浮かばずにいたので、そこで「知恵の神」で知られ...
【古事記】上つ巻

【古事記】天照大御神と須佐之男命~誓約・後編「須佐之男命の悪態」

このようにして誓約(うけい)が終わると、天照大御神(あまてらすおおみかみ)は、「後に生まれた五柱の男の子は、私の身に着けていた勾玉から成った自分の子です。そして、先に生まれた三柱の女の子はあなたの剣から成った、あなたの子になります」と仰せに...
【古事記】上つ巻

【古事記】天照大御神と須佐之男命~誓約・前編「八柱の神」

伊耶那岐神(いざなぎのかみ)により、海原の国を追放された建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)は、「先に高天原の天照大御神(あまてらすおおみかみ)に申し上げてから黄泉の国に行こう」と母である伊耶那美神(いざなみのかみ)がおられる黄泉の国...
【古事記】上つ巻

【古事記】伊耶那岐神と伊耶那美神~禊祓と三貴子・前編「黄泉返りと成った神々」

黄泉の国からようやく帰ることは出来た伊耶那岐神(いざなぎのかみ)は、「私は、見る目も厭(いと)わしい穢(けが)れた国にいってしまった。禊(みそぎ)をし穢れた身を清めなくてはいけない」と仰せになり、竺紫の日向(つくしのひゅうが:所在は未詳だが...
【古事記】上つ巻

【古事記】伊耶那岐神と伊耶那美神~禊祓と三貴子・後編「須佐之男命の追放」

これらの三柱の神の誕生を伊耶那岐神(いざなぎのかみ)は、心からお喜びになり、「私はこれまでに子をたくさん産んできたが、その果てに三柱の貴い子達を得た」と仰せになり、自らが身に着けていらっしゃった首飾りを天照大御神(あまてらすおおみかみ)に授...
【古事記】上つ巻

【古事記】伊耶那岐神と伊耶那美神~黄泉の国・前編「八種の雷の神と醜女」

伊耶那岐神(いざなぎのかみ)は最愛の妻である伊耶那美神(いざなみのかみ)を亡くされ一人悲しまれておりました。そして、「どうしても今一度逢いたい!」と、ついに亡き伊耶那美神(いざなみのかみ)を追い黄泉の国へと出掛けてしまわれました。そして、黄...
【古事記】上つ巻

【古事記】伊耶那岐神と伊耶那美神~神生み・後編「火神迦具土神」

伊耶那岐神(いざなぎのかみ)と伊耶那美神(いざなみのかみ)は多くの神をお生みになられました。しかし、伊耶那美神(いざなみのかみ)は火の神である火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)をお生みになった際、御陰(みほと:女性陰部)に大火傷を負ってしま...